旧岩槻区役所跡地の暫定利用について

6/18の市民生活委員会での議案外質問の大項目2つ目として、「旧岩槻区役所跡地の暫定利用」について、ご報告させて頂きます。

本年1月4日に岩槻区役所は、駅前ワッツビル3F・4Fに移転致しました。現在、「岩槻区まちづくりマスタープラン(案)」が策定され、パブリックコメント後に、岩槻駅周辺のまちづくりを推進するアクションプランを策定する予定となっております。このマスタープラン(案)では、岩槻駅周辺に集積している歴史・文化資源を活用した観光機能の強化を、取り組みの方向性として挙げております。

旧区役所跡地整備の考え方として、観光拠点としてしての役割を持たせ、まちづくりと連動した活用を図ることが、まちの活性化に繋がる効果的な方策と考えられることから、岩槻への観光目的での来訪意欲を高め、観光客の利便性、快適性の向上に資する観光交通機能の整備を検討する。と方向性が示され、区役所旧庁舎については、まちの景観形成、安全上の問題、オープンスペースの確保などの観点から、速やかに解体するものとしております。

以上の背景を踏まえ、「旧岩槻区役所跡地の暫定利用」について、概要以下の内容で質問させて頂きました。

本年1月4日に岩槻区役所が移転してから半年が経過したが、旧岩槻区役所跡地は閉鎖されたままであり、建物解体のスケジュールが示されていない状況です。旧区役所跡地は、市民の財産であります。

建物解体までの期間、また解体後に次の用途が確定し具体的に進捗するまでの期間、現在の状態が継続するのは、市有財産の利活用の観点から、そして市民サービスの観点からも適当でないと考えます。市民ニーズに適応した形で利用していくべきであります。

当該地は、「遷喬館」や「時の鐘」の近くであり、観光で来訪された方への駐車スペースとしての活用や図書館や公民館に隣接していることから、市民の為の駐車スペースとして、開放するべきではないかと考え、質問致しました。

解体工事に着手できるのは、これから約1年半くらいかかると見込んでいる。その間の暫定利用については、駐車場の安全管理や長時間駐車などの問題があることから、現時点では原則として地域イベントである「人形のまち岩槻まつり」「ふれあいフェスタ」や地域のイベントスペースに限定して活用をしていこうと考えている。駐車場としての活用については、岩槻区役所において、要望を踏まえて検討中です。建物解体後〜次の用途が決定するまでの期間の利活用については、解体が完了するまでに2年程度必要になるので、その前後には次の用途が決定するものと見込んでいます。との回答でした。

課題が明確になっているので、いたずらに時間をかけずに、検討していただけるよう要望させて頂きました。