さいたまクリテリウム by ツール・ド・フランス

昨日、記者発表があり新聞などで大きく取り上げられておりますが、1か月後の10月26日に「さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス」が開催されます。

ツール・ド・フランスは、今年7月に第100回記念大会を迎えた世界最高峰のサイクルロードレースです。約3,500kmを23日間の行程で走りぬきます。アルプスやピレネー山脈など起伏に富んだコースを、平均時速40キロで走行する過酷なレース。各ステージの合計タイムで優勝を争います。平坦ステージ、山岳ステージ、タイムトライアルなど多彩なステージが設定されており、1つのステージの肉体的な消耗度はフルマラソンに匹敵すると言われております。世界186の国と地域でテレビ放映がされ、そのうち約60か国では生中継される大会となっています。

今回、世界初のツール・ド・フランスの名を冠した大会が、さいたま市で実施されます。レースの形態はクリテリウムです。街中に作られた短いコースを何度も周回するサイクルロードレースがクリテリウムです。ロードレースと違って観客の目の前を、何度も選手が周回するので、選手の熱いデッドヒートを何度も目にすることができるのが特徴となっております。

今年のツール・ド・フランスで総合優勝を果たした、クリストファー・フルームをはじめ海外のトップクラスの選手28名と国内の有力選手がさいたま市に集結します。さいたま新都心につくられる特設コース(2.7km/周)を20周する熱い戦いが繰り広げられます。

本日は、さいたま市議会の議員連盟(国際交流・国際化推進)主催の講演会が開催されました。長年、ツール・ド・フランスを取材されているスポーツジャーナリストの山口和幸氏と在日フランス大使館広報部のニコラ・ラコット参事官の講演を聞くことができました。

改めて、今回の大会を大成功させて、継続的な大会開催ができるようにしていかなくてはならないと強く感じました。単なる自転車レースではありません。ツール・ド・フランスには、欧州の歴史と伝統、そして文化が詰まっていることを、講演を聞いて強く感じました。

余談ですが、海外招聘の参加選手はイケメンが多く、映画スターのように欧州では絶大な人気があるようです。フランスに見に行くのは大変ですが、さいたま市で世界のトップアスリートの熱戦をぜひ見にいらしてください。