交通弱者の日常生活の移動手段の確保策として、地域公共交通ネットワークの調査を進めています。そこで、公立はこだて未来大学の開発した交通ネットワークシステムの視察に行って参りました。

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公立はこだて未来大学で開発した完全自動リアルタイムフルデマンド交通システム【SAVS(スマート・アクセス・ヴィークル・システム)】は、利用者がスマートフォンやタブレット、または電話で乗車・降車の希望地と希望時間を知らせると、コンピューターが最も効率的な配車をするシステムのこと。バスやタクシー等のすべての公共交通サービスをクラウド化して、人工知能によって集中制御することで運用していくものです。

高齢化と人口減少による公共交通のデススパイラルや交通弱者のモビリティ確保の解決策として、開発されたシステムとなります。SAVSは、従来のデマンド型交通と異なり、大都市でも運用が可能(都市部ほど効率がよい。)な点が特徴となっています。イニシャルコスト・ランニングコストも非常に安価であることも特徴的です。SAVSの運用は、2014年・2015年と2回の実証実験が行われており、問題なく稼働ができることが実証されています。

さいたま市では、交通弱者対策としての移動支援や交通不便地域解消に向けたコミュニティバス等運行事業が実施されておりますが、いわゆる交通不便地域の解消を目的とした施策で、日常生活の移動手段の確保を求める市民ニーズにお応えしきれていない状況もあります。

公明党は、こうした市民ニーズにお応えするため、福祉目的の視点を重視したデマンド型(予約型)の公共交通システムの導入を議会で提案してきました。従来のデマンド型の公共交通システムは、採算性や既存の交通システムとの関係など課題も多くありましたが、SAVSは、こうした課題を乗り越えることができる可能性を実感しました。

公立はこだて未来大学では、このSAVSの実用化を目的とした大学発のベンチャー企業を設立しており、すでに自治体や企業から運用に向けた引き合いもきているとのことです。簡易シュミレーションも低額で実施可能との話を聞くこともできたので、今後も議会で導入に向けた提案をしていきたいと思います。