愛知県豊田市における『低炭素社会システム構築実証PJ』を視察 Vol.3

愛知県の豊田市も国の「環境モデル都市」として選定され、関係分野の先進企業、団体が協力して次世代の低炭素エネルギー社会システム構築に向けた実証活動を展開中です。

特徴として、生活者の行動動線に沿って、暮らしの核となる家庭内から移動、移動先、更には生活圏全体でのエネルギー利用の最適化を目指している点です。

家庭内エネルギー利用の最適化については、実証用に企業と連携して既に14世帯が売却済みである。購入された市民は、3年間実験に参加することになるが、住宅設備に太陽光発電やEV車の充電器が設置され、EV車も3年間利用できることとなる。

先導的な公共交通システムの導入として、愛知万博で使用していた燃料電池バスを2010年10月より、15日/月の頻度で運行している。また、プラグインハイブリッドカーを20台導入し、14台を公用車として6台をPR、啓発活動で利用している。

生活者の行動支援について、エコ活動(見える化の省エネ)をCO2や電力単位ではなく金額で表現していること。エコポイントの活用や表彰制度の導入でインセンティブを与えることで楽しくライフサイクルのチェンジをしようと取り組んでいる点が特徴的だと感じました。