柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)視察

本日、市民生活委員会のメンバーで低炭素社会に向けたエネルギー政策を研究課題として、UDCK(Urban Design Center Kasiwa-no-ha)に視察に行って参りました。

UDCKは、柏市にある「つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅」周辺エリアを中心に、市民、行政、NPO、企業、大学(公・民・学)が連携、協働してまちづくりを考え、実践していくための「組織」であり「場所」です。

本年7月には、スマートシティ、健康長寿都市、新産業創造都市の実現に向けた取り組みが本格化。柏市、千葉県、東京大学、千葉大学、三井不動産㈱がエネルギー・地球環境問題対策・超高齢化社会対策、日本経済再生という3つの重点テーマを掲げ事業展開を図っています。

この中で、特にスマートシテイPJについて「柏の葉キャンパス駅前148街区」の複合開発計画が2014年春の竣工に向け本格化。この開発計画は、平成22年度国土交通省「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されており、ホテル・住宅棟と商業・オフィス棟において、2005年比で約40%のCO2排出削減を計画しています。

建物レベルでのエネルギー管理システムを統合し、地域レベルで発電量、受電量、消費電力量を一元管理する「エリア・エネルギー管理システム(AEMS)」の構築を目指しています。街区を越えた街全体のエネルギーの「見える化」を実現し、省エネ・創エネ・蓄エネに取り組むことで地産地消の街全体での最適運用制御を実現する計画となっております。

市民の方には、省エネに対するインセンティブとして、すぐ近くのショッピングセンターで利用できる商品券の発行をしたり、楽しく参画できるような企画が数多く考えられておりました。

『公民学』連携による国際学術研究都市、次世代環境都市の実現に向けた多角的な取り組みは、大変に勉強になりました。柏の葉キャンパスは、私の住む岩槻より約1時間の距離ですので、今後の進展を注視していきたいと思います。