中東情勢の不安定化による、原油価格の高騰の影響でガソリン価格が上昇しています。円高によって、これでもまだ上昇が抑制されておりますが、現在の水準は、2010年5月以来の高値であり、更なる高騰が懸念されます。

そこで、警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省からなる「エコドライブ普及連絡会」が提唱している、エコドライブのポイントをご紹介させていただきます。

ポイント１　ふんわりアクセル「ｅスタート」

車は発進時に多くの燃料を消費します。発進をやさしく、スムーズに行うことがエコドライブに繋がります。

ポイント２　加減速の少ない運転

速度にムラのある走り方をすると燃費が悪化します。車間距離を十分にとって、交通状況に応じた安全な定速走行を心がけたいものです。

ポイント３　早めのアクセルオフ

エンジンブレーキを使うと、燃料の供給が停止されるので２％程度、燃費が改善されます。

ポイント４　エアコンの使用を控えめに

外気温25℃では、体感温度が変わらなくてもエアコンをＯＮにしているだけで14％も燃費が悪化します。

ポイント５　アイドリングストップ

10分間のアイドリングで130㏄程度の燃料を消費します。待ち合わせや荷物の積み下ろしの際には、アイドリングを止めましょう。

ポイント６　暖機運転は適切に

暖機をしたほうがエンジンによいというのは、昔の話です。現在、販売されている車では、寒冷地など特別な場合を除き、暖機不要です。走りながら暖めるウォームアップ走行で十分です。

ポイント７　道路交通情報の活用

渋滞や混雑した道では、加速減速の繰り返しや信号待ちも長いので、燃費が悪化してしまいます。道路交通情報をチェックして渋滞を避ければ燃費と時間の節約になります。

ポイント８　不要な荷物は積まずに走行

100㎏の不要な荷物を載せて走ると、3％程度燃費が悪化します。車内やトランクなどの整理整頓を心がけていきましょう。また、遠出しないときにはガソリンを満タンにしないで、こまめに給油することも燃費改善に繋がります。

ポイント９　駐車場所に注意

交通の妨げになる場所での駐車は、交通渋滞をもたらします。たった1台の迷惑駐車が、たくさんの車の余分な燃料消費に繋がることを銘記しましょう。

ポイント１０　タイヤの空気圧をこまめにチェック

タイヤの空気圧が適正値より50ＫＰａ不足した場合では、市街地で2％程度、郊外で4％程度、燃費が悪化します。安全運転の為にも、定期的なタイヤの点検は重要です。

以上１０のポイントをご紹介させて頂きました。

ほんの少しの工夫で、燃費を抑えることができ、地球温暖化防止のため、ＣＯ2排出抑制にも繋がっていきます。燃料費が高騰している今こそ、良いことばかりのエコドライブの実践に取り組んでいこうと改めて決意しました。