金環日食(5/21)の幼児・児童・生徒の安全確保に係る注意喚起について

昨日ブログに記載した「金環日食」に伴う心配事について、教育委員会に当日の子供たちの安全確保についてのヒアリングを行いました。

基本的には、各学校で通学時間帯を早めて日食の観察機会を設けるなどの対応を検討しており、さいたま市では、現状として小学校1校、中学校1校で通学時間を早める予定になっています。現在、検討中の学校もあることから5/9締切で、教育委員会として各学校の対応について確認をしているとの事でした。

また、本日付けで各学校に教育委員会より、日食観察における注意事項を周知すること、登下校時に保護者や防犯ボランティア等に協力を依頼すること等、子供たちの安全確保に充分に配慮することを文書で通知したとの事でした。

過去には、日食観察において不適切な観察方法によって目に障害を与えた例もあります。そこで、日食観察にあたっての注意事項をお知らせさせていただきます。

◆注意事項

1.曇り空であっても、直接に太陽を見てはいけません。また、欠けた状態であっても、太陽を直視してはいけません。

2.カメラ、双眼鏡、望遠鏡などレンズを通して見るのは絶対にやめましょう。

3.色つき下敷き、すすを付けたガラス、サングラスなども有害な光線が目の奥に届いて危険ですのでダメです。

4.観察するときは、観察用の遮光板や日食メガネを利用したり、鏡で壁に太陽を投影して形を観察する、ピンホール(紙に穴を空け)で穴を通過した光で太陽の形を観察するなど、充分に注意して観察しましょう。

5.通行中に観察するのは、大変に危険です。交通事故にあったり、転んでケガしてしまったり、目を傷めてしまう恐れがあります。

◆参考として

さいたま市の日食開始 6時11分

さいたま市の日食終了 9時03分

さいたま市の日食のピーク 7時35分頃

今回の金環日食が、子供たちの自然や科学などへの関心を高める機会となることを願っております。一切無事故で、絶好の天体ショーを観察していきたいですね。