さくら草特別支援学校へ2回目の訪問

7/18、公明党さいたま市議会議員団の会派で、本年4月に開校した「さくら草特別支援学校」の視察を行いました。

以前、本HPでご紹介させて頂きましたが、私は開校前に一度、施設見学をさせて頂いており、今回の訪問は2回目となります。

児童生徒数は30名。小学部18名、中学部6名、高等部6名です。教職員の他に3名の看護師、3名の介助員が常駐しています。教育活動中に医療的なケアが必要な児童が10名おり、当初は医療的ケア室を利用する予定でしたが、児童の保護者と懇談し、通常の教室で看護師・介助員と教職員が連携しながら、一緒に学んでいました。

さくら草特別支援学校は、知的障害と肢体不自由を併せ有する重度の障がいをかかえた児童が通う学校です。通常の学校は、入学してから教育メニューが決まっておりますが、特別支援学校では児童ひとり一人の特性に応じた教育が必要であり、教職員の感性や熱意、子どもたちへの愛情など教育現場で仕事をする人間性が何よりも重要であることを強く感じました。

学校施設は、特別支援学校の建設を計画している他自治体から、研究のため多くの職員の方が訪れるぐらいに、整っています。しかし、本当に大切なのは、その教育の現場で働く人です。短い時間でしたが、ご案内頂いた櫻井校長のお話を伺い、熱心に人材育成に取り組まれていることを強く感じました。そして、教職員の皆様も校長先生の想いが伝わって、子どもたちと関わっている様子が強く伝わってきました。

本校に通学する前の3月には僅か3歩しか歩行できなかった児童が、たくさん歩行できるようになり、一緒に校内を案内してくれる場面もありました。

さくら草特別支援学校内には、「特別支援教育相談センターさくら草」が併設されており、さいたま市の東部地域の児童生徒の発達に関わる課題、学習や生活上の悩み事、心配事についての相談や就学に関する相談をすることができます。

開校して3カ月が経過した「さくら草特別支援学校」ですが、今後も継続して応援していきたいと思います。