地下鉄7号線延伸促進事業 9月議会追加予算案について

10/1、本会議において「地下鉄7号線延伸促進事業」追加補正予算案が提出されました。内容としては、①浦和美園〜岩槻地域プロデュース調査、②地下鉄7号線延伸事業化推進期成会への補助、となっております。

①では、2つの目標と6つの具体的方策の実施が示されています。目標の1つは、地域を特徴付けして、地域の評価・認知度を高める「地域のブランド化」、もう1つは、まちの形成を促進して、定着・交流人口を増加させる「開発の促進」です。具体的方策は、1情報発信、2コンセプトの実践、3地域活動/住環境支援、4開発マーケティング活動、5土地利用計画の調整、6現状分析【開発状況・需要調査】について、それぞれ細かく考え方が示されました。つまり、具体的方策1〜6の展開により、まちの評価・認知度の向上と定着・交流人口の増加を図るものです。

補正予算では、情報発信方策等に関する委託費として500万。主な活動予定として、情報発信(ウェブサイト構築、広報活動)、浦和美園地域の詳細現況把握、公益的施設等の土地利用に関する検討開始、企業などを招いてのまちづくり見学会の開催、各種方策の推進体制の整備となっています。

また、期成会への補助金として600万円。期成会の主な事業内容は、誘致方策検討調査の実施、要望・提言活動、乗車会、人流創出観光ツアーの実施、講演会、会報誌の発行などとなっています。

本追加補正予算案が予算委員会での審議の後、採決前に討論をさせて頂きました。以下、討論の要旨をご報告させて頂きます。

議案は、地下鉄7号線延伸促進事業について、5カ月に亘る検討作業の結果、43の方策と工程表からなる「浦和美園~岩槻地域、成長・発展プラン」として纏められた政策を、概ね5年後の事業着手を目標に実行に移す、スタートとなるものです。清水市長は「延伸は検討段階から、実行段階に移行すること」を宣言されました。 地下鉄7号線の延伸は、40年以上の長きにわたり、地域住民の熱い思いが込められている事業です。9月19日には、「地下鉄7号線延伸事業化推進期成会」が設立され、その設立には分野や地域の枠を超えた大きな力が結集されています。議会としても、8月31日に地下鉄7号線延伸事業化特別委員会の提言を取り纏め、市民・地元経済界との連携を強固にし、沿線地域の魅力を高めるなど、早期事業化のための環境条件を整えていくための提案をしたところでもあります。「本市の新しい未来を切り拓いていく」との本市方針を是とするものであり、スピード感を持って「実行に移す」、本議案に賛成致します。