水位情報システムを視察

12月定例会で拡充を求めた「水位情報システム」の調査のため、浦和区の皇山川最下流地点に設置された監視カメラ、水位計を確認して参りました。

近年、線上降水帯による豪雨や台風等によって、市内各地域で浸水被害が発生しています。昨年度から、運用をスタートしている「水位情報システム」は、市民の皆様に水位情報をリアルタイムで提供することができ、迂回や土嚢の設置、車両などの移動など具体的な行動を促し、被害軽減への対応をして頂くことが可能となっています。

浸水被害を抜本的に解決するためには、河川改修、調整池・雨水貯留管の設置を推進することが重要であり、現在も整備も進められておりますが、こうした事業は長期に亘る現状があります。

公明党さいたま市議会議員団では、浸水被害軽減へのソフト面での施策として洪水ハザードマップの作成・配布や浸水情報をリアルタイムで把握し情報提供していく体制構築を提案して参りました。

現在、河川・下水道・道路のアンダーパス等45地点で水位計や監視カメラを設置して、水位情報やカメラ画像をインターネット配信することで、大雨時における市民への情報伝達ツールとして活用されています。また、「水位情報システム」は、データーの蓄積もできます。

今後は、段階的に観測地点に増やすことや、蓄積したデーターを活用し、浸水被害軽減するための整備に役立てられるよう推進して参ります。

水位情報システム:http://www.flood-info.city.saitama.jp/JP/index.html