小児救急相談(♯8000)受付時間拡大

夜間や休日に子供が病気やケガをしたときに、看護師が助言してくれる県の小児救急電話相談が、昨日7/1より翌朝7時までに拡大されました。

◆小児救急電話相談

○携帯電話、NTTプッシュ回線 ♯8000

電話相談は2007年6月に開始。県看護協会に委託して行われております。これまでは、月〜土曜日は19:00〜23:00。日曜・祝日は9:00〜23:00まで受け付けておりました。

背景には、2007年度に約12000件であった相談件数が2011年度には約32000件と増加。核家族化の中で、身近に相談相手がいない子育て世代にこのサービスが定着してきたことで相談件数が増加したと考えられています。

相談に対応しているのは、小児科で勤務経験がある看護師。救急治療が必要かどうか、家で様子を見るのが適当かどうかなど助言しています。症状によっては、県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の医師に連絡して、指示を求める場合もあるとのことです。

2011年度の助言内容は、「家で様子を見る」「翌日受診を勧めた」が約78%、「当日(当夜)の受診を勧めた」は約20%。相談時間の拡大によって、子育てをされるお母様の安心に寄与できることに加えて、救急病院の負担軽減が期待できます。

今後は、小児科医の不足問題について解消されていないので、人事確保に向けた取り組みの強化を期待していきたいです。