県立小児医療センター移転に伴うアンケート結果が公開!
7/18、埼玉県は県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)のさいたま新都心への移転について、外来患者の家族を対象に実施したアンケート結果をHPで公開しました。
アンケート結果の詳細は下記まで・・・
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http://www.pref.saitama.lg.jp/page/syouni-cyousakekka.html
県は、移転後も病院機能の一部を現在地に残す方針としておりますが、その機能については未決定となっています。どのような機能を残すかを検討する上で、今回のアンケート実施となった経過があります。
移転した場合の心配事としては、「運転の不安」「通院時間」「駐車場」「経済的な負担」といった項目に多くの声が寄せられています。診療科については、最大14科を受診している患者が1人、13科が3人、12科が5人など平均して2.49科の受診をしている状況が浮き彫りとなっています。
埼玉県では2次アンケートを7/18〜8/13の期間で実施しており、その後ヒアリングなど3次調査を行う予定としています。
患者を抱える家族は、病院の移転に大きな不安を持っていらっしゃいます。この病院に子どもが通院するために、自宅をセンターの近くに購入して、他の市町村から引っ越して来られた方も多くいらっしゃいます。また、多くのボランティアの皆様が、様々な思いを胸に抱えて、小児医療センターの応援をしてくださっております。
こうした、ご家族の不安、小児医療センターを応援してくださっている方など関係者の皆様の声をしっかりと受け止めて、今後の方策に具体的に反映させてもらいたいと思います。
県が第6次地域保健医療計画で示した暫定基準病床数(医療圏ごとの病床数が過剰なのか、不足しているのか、今後の人口構造や高齢化率など加味)では、南部(川口市など3市)、南西部(志木市など6市1町)、さいたま市の3つの医療圏域で病床が不足するとなっております。そして、県裁量の3700床の配分などについて、県民より意見を募っていくとのことです。
さいたま市で不足している病床をどこで、どのように確保していくのか。医療機関の適正配置など、市民の皆様が安心して医療が受けられる体制づくりが必要です。私も、調査・研究をしっかり行って、現状と課題を整理し、安心の医療体制構築に注力していきたいと思います。