さいたま新都心 三菱マテリアル株式会社を訪問! 〜まちづくり委員会〜

さいたま市議会、まちづくり委員会(委員長:宮沢則之議員)でさいたま新都心にある三菱マテリアル(㈱)を訪問させて頂きました。
さいたま新都心東口に、約15.2haの広大な鉱物研究所跡地内にあります。

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視察の目的は、今後同地区で推進していくまちづくり計画の現地調査を行うこと、同地区で実施された環境整備工事の概要の確認、地下保管庫に収納されている放射性物質の保管状態の確認並びに安全対策や日常管理をどのように実施しているかを確認し、同地区のまちづくりに取り組んでいくためです。

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全体の土地利用計画は写真の通りとなります。当該地のうち、産業道路面北側約2.0haは造幣局東京支局用地として売却。産業道路面南側約1.1haは大宮警察署用地として売却されており、現在の敷地面積は約12.1haとなっています。約12.1haの敷地のうち、三菱マテリアル㈱の活用地は約2.4haあります。中仙道側は、工業地域から商業地域へ用途変更を計画しており民間等による土地利用転換を促進していくエリア(約5.1ha)。中央は、人が集積する交通拠点整備エリア(例:バスターミナル)(約1.5ha)と防災機能を持った都市公園整備エリア(約1.0ha)の他、提供公園が配置される計画となっています。

さいたま市は、本年3月「さいたま新都心将来ビジョン」を策定。東日本の交通の要衝である大宮駅に隣接し、国の行政機関が集積する、さいたま新都心地区の地域特性を生かしたまちづくりを進めるため、3つの目標を掲げ取り組んでいます。

同地区は、原子燃料の試験研究施設があったこと、放射性物質入りガラス瓶21本が本館地下から発見されたことから放射性物質に関する敷地内全域調査を行ったこと、土壌汚染の原因となった顔料工場からの有害物質による汚染土壌の浄化工事を行ったこと、以上3つの環境整備を同時に実施してきました。

原子燃料の試験研究施設整備は、平成17年6月に整備作業が完了。放射性物質を地下保管庫への収納が完了しています。(第3者機関による最終確認作業も実施済)放射性物質に関する敷地内全域調査は、平成22年12月に自然界レベルを超える土壌を全て回収し地下保管庫に収納完了。有害物質による汚染土壌等の浄化対策工事は、敷地全体を17区画に区切って浄化を推進し平成24年3月に完了となっています。

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初めて同地区の敷地内に入りましたが、これまでの環境整備に関する真摯な取り組みと現場の状況、地下保管庫の状況及び日常管理についての安全性を確認することができました。また、近隣にお住いの皆様にも安心して頂けるように日常管理の記録について常設している「相談室」に保管し、希望に応じて情報の公開もしていますとのことでした。

さいたま市にとっては、まちづくりの重要な地域の1つです。とても有意義な視察となりました。ご対応頂きました関係者の皆様、大変にありがとうございました。