杉の子学園を視察 〜社会福祉法人 埼玉福祉事業協会〜

本日、公明党さいたま市議会議員団でさいたま市西区にある障害者支援施設「杉の子学園」、多機能型施設「あかしあの森」の視察をさせて頂きました。

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障害者支援施設「杉の子学園」では、障害支援区分6の重度利用者がほとんどであり、満床状態が常態化しており入所待ちの利用者が利用者の倍以上いる現状とのお話を伺いました。24時間365日体制のサービス提供を考えると、職員の皆様が大変にご苦労されている実態が分かりました。
障がいのある方の家族などが、病気などの理由で介護が困難になった時の為に行っている短期入所事業も、入所期間が長期化していることから空きがほとんどない状態の中で、緊急対応として工夫して受け入れてくださっているお話等、貴重な現場の声を伺うことができました。

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生産活動として「レンタルおしぼりの製作」「農作物の生産」「手漉き和紙の製作」「古紙再生植木鉢の製作」「リサイクル石鹸の製作」など、利用者の障がい特性を踏まえた作業メニューがあり、全員が参加できるように工夫されていました。

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多機能型施設「あかしあの森」では、就労移行支援・就労継続支援の両事業が実施されています。就労支援プログラムとして「パンの製造」「花卉栽培」「レンタルおしぼりの製作」等があり、通所利用者の為の送迎サービスも行われています。あかしあの森で製造されたパンは、格別のおいしさで驚きました。就労移行支援では、民間企業への移行実績とその後のフォロー体制についての現状を教えて頂きました。受入企業側の現状も教えて頂きました。

就労継続支援事業をここまで推進する為、利用者の作業(仕事)確保への取り組みや工賃アップへの取り組み等、大変なご苦労をされてきたことと思います。

職員の皆様が笑顔でいきいきと仕事に取り組まれている姿と利用者の皆様が一生懸命・楽しく作業されている姿が、とても印象的でした。これからも継続的に情報交換させて頂きながら、障がい福祉を支えてくださっている現場の声を拾い上げていきたいと思います。