竜巻・落雷・急な大雨から身の安全を守る!〜熊谷地方気象台〜

本日、災害に強いまちづくり促進議員連盟で熊谷地方気象台に行って参りました。熊谷地方気象台は、明治29年に「熊谷測候所」として開設。同じ場所で、約120年間、気象観測をしている希少な施設です。

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8.27付の新聞にも掲載されておりますが、8月26日より熊谷地方気象台では、県内63の市町村と、台風や前線による大雨が発生した場合などに、直接連絡が取れるホットラインの運用を開始しています。

ホットラインの運用により、災害が切迫していたり、特別警報が発令された場合に、気象台が関係市町村の首長や防災担当責任者に対し、ダイレクトで警戒を呼び掛けることが可能となりました。また、地方自治体は、住民への避難勧告・指示の判断を検討する際など、リアルタイムの気象情報・気象予報の問い合わせ・専門的な知見を有する助言を求めることが可能になっております。

現業は、5班×2名の体制で24時間、観測を継続しており、その観測現場も内覧させて頂きました。非常に多くの観測データーが集積されており、気象情報の発信の要となっています。

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昨年は、さいたま市が発生場所になった越谷市〜松伏町〜野田市までの大きな竜巻被害が発生。今年は、市内の桜区でも竜巻の発生による被害がありました。自然災害から身の安全を確保するために、竜巻発生のメカニズムや気象情報の入手方法、効果的に安全を確保するなどについてレクチャーして頂きました。

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竜巻は、積乱雲により発生します。積乱雲は、落雷・急な大雨(雹)・竜巻などの突風による被害をもたらします。積乱雲の寿命は、30分から1時間ですが、最近の豪雨は、その積乱雲が連続して発生するバックビルディング現象により長時間の豪雨となり、甚大な被害をもたらせています。

気象情報で、「大気が不安定」・「雷を伴う」などのキーワードが出ている場合は、積乱雲の発生の可能性があり、災害への備えが必要となります。科学の進歩によって、気象情報の精度はあがっておりますが、発生する積乱雲を事前に予想することは、まだまだ困難なようです。

竜巻などの突風が発生した場合、頑丈な建物に逃げ込む。様々なものが飛来してくるので、屋外にいる場合には、堅固な建物の物陰に隠れる。室内にいる場合でも、ガラス窓から離れる。シャッターやカーテンを閉める。など、身を守る行動が必要です。

激烈な自然災害はいつでも起こり得ることを念頭に、平時からの備えの重要さを実感しました。参考までに、防災情報のサイトをご紹介させて頂きます。

●気象台が発表する防災気象情報

竜巻注意情報の発表状況

http://www.jma.go.jp/jp/tatsumaki/

埼玉県気象情報(台風・大雨・竜巻等)

http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/

●国土交通省防災情報提供センター

http://www.mlit.go.jp/saigai/bosaijoho/