さいたま市議会2月定例会 市民生活委員会 

さいたま市議会2月定例会、市民生活委員会が2/17、2/20に開催されました。

2/17は、委員会に付託された8件の議案審査及び3件の請願審査が行われ、2/20議案・請願の討論採決及び議案外の質疑が行われました。

本日の議案外質疑では、私は、以下の項目について質問をさせて頂きましたので、質問の主旨と項目についてご報告させて頂きます。

1.自転車交通の安全対策について

1)交通安全対策について

2)自転車の賠償保険について

◆質問の主旨

埼玉県における、平成23年の交通事故発生状況を見ると、死者207名で全国ワースト3位となっております。死者の状態別・年齢別人数は、四輪車29人、自動二輪者28人、原付23人、自転車44人、歩行者83人となっています。歩行中や自転車乗車中に事故に遭って亡くなっている方が全体の61.3%と高い割合となっております。被害者を年齢別に見ると、歩行者で61.4%・自転車で52.2%が65歳以上の高齢者という現状です。こうした現状を踏まえ、交通事故を未然に防止する取り組みが重要であり、安全教育について質疑を行いました。

また、近年、増加している自転車事故に注目してみると、自転車と歩行者との事故によって自転車側が高額な賠償を請求されるケースが増えてきています。こうした不幸な事が起こらないよう、自転車の賠償保険の加入促進を図っていくことが大事であると考え、自転車の自賠責保険加入促進についての現状と今後の取り組みについて質疑を行いました。

2.市民サービスの向上について

1)公共施設の予約について

2)岩槻区役所について

◆質問の主旨

さいたま市のコミュニティ施設や文化施設の利用にあたっては、3か月前から予約ができるようになっております。公共施設予約システムを使って、予約登録後8日以内に利用料金を支払い、予約が確定する仕組みになっております。現行制度では、利用者側で、予約確定後にキャンセルする場合、支払った費用は返金されません。利用者の立場では、会場を確保するためには早期に予約を確定させるため利用料金を支払う必要があり、キャンセルの場合に返金できないため、使い勝手が悪いとの声も多数寄せられております。市民の皆様にとって、公共施設が利用しやすくなるよう運用ルールの見直しなどを提案しつつ質疑を行いました。

また、本年1/4に移転した岩槻区役所については、市民の皆様が、旧区役所跡地(駐車場スペース)をお祭りやイベント、防災訓練など公共性の高い利用をされる場合の貸し出しについてと、新庁舎へ移転した区役所の現状について確認及び質疑を行いました。

3.救急搬送体制の再構築に向けた取り組みについて

1)救急医療情報システムの充実強化に向けた埼玉県との協議の現状について

2)佐賀県のICTを活用した救急医療情報システムの視察について

3)救急搬送時間短縮に向けた現状の取り組みと今後の課題について

◆質問の主旨

さいたま市の救急搬送は、埼玉県が所管している埼玉県救急医療情報システムを運用している。このシステムは、昭和56年4月に運用をスタートし、システム機器の更新等を行い、平成22年3月にシステム改良を行ったものです。現在、さいたま市では県と連携して、救急医療情報システムの機能強化に向けて検討委員会が立ち上がり、検討を進めています。救急搬送時間の短縮など救急医療体制の再構築に向けた取り組みについて質疑を行いました。

以前、本ホームページでもご紹介致しましたが、救急医療体制について先進的な取り組みを行っている佐賀県のシステムについて、上記システム充実強化に向けて役立ててほしいと考え、質疑を行いました。

最後に、システム改良に向けた中長期的な取り組みと併せ、短期的な改善に向けた取り組みについて質問。特に、搬送時間短縮に向けた取り組みにテーマ絞って質疑を行いました。

質疑の詳細につきましては、改めてご報告させていただきます。また、さいたま市議会ホームページ等の議事録をご参照くださいますようお願い申し上げます。