メールで119番 政府が検討開始
政府のIT戦略本部と総務省消防庁は、来年の夏よりインターネットや携帯電話などのメールで119番通報ができるようにする検討を開始しました。
大規模災害時には、固定電話が繋がり難いことが多く、誰でもメールで通報できる仕組みが必要ではないかとの判断した為です。
あらかじめ用意した書式に沿って住所や病状などを打ち込んで送信すると、送信先に近い消防署に自動的にメールが届く仕組みを想定しているとの事。メールだけでなくSNSを利用した通報も検討している。
これまでは、一部の自治体で聴覚や言語に障がいがある人向けにメール通報を認めているケースがあるようです。
電話以外での119番通報では、いたずらやなりすましが懸念されることから、その防止策として、氏名やメールアドレスなどを事前登録して通報時に照会する方法や、IPアドレスで利用者がどこから通報しているかを自動検知する方法などを検討することとしている。
災害時を想定したこのような取り組みはとても重要と感じました。東日本大震災では、「想定外」という言葉が連日のように流れておりましたが、命を守る意味で「想定外」は許されません。あらゆる角度からの検討が大事だと思います。