地下鉄7号線延伸の方向性について 〜10/1本会議、予算委員会〜
10/1、本会議において清水市長より地下鉄7号線延伸の方向性について発言がありました。その後、平成24年度さいたま市一般会計補正予算案(第4号)が追加提出されました。
◆清水市長の発言の要旨は以下の通りとなります。(詳しくは、議事録でご確認をお願い致します。)
地下鉄7号線延伸事業は、今年度中の事業着手を目標に実現に向けて努力してきた。その過程で、平成23年度には埼玉県と共同で、これまでの検討結果を取りまとめる第三者検討委員会を設置し、本年3月に検討結果が報告書として纏められた。
検討委員会の報告書では、事業化の重要な指標となる採算性、費用便益比(B/C)ともに、現状のままでは厳しい結果となっている。しかし、関係者の努力によってプロジェクトの評価を高めることは可能であるとの結果も併せて報告された。
延伸を実現させるために行動に移るのか。厳しい将来予測をもとに断念するのか。2つの選択肢の中で、延伸を実現するための行動に移行するという判断をした。
9月には、市民、経済界、スポーツ界など地域や分野の枠を越えた市民組織である「地下鉄7号線延伸事業化推進期成会」が設立され、市議会の地下鉄7号線延伸事業化特別委員会からも、早期実現に向けた提言を受けた。
検討委員会の報告書では、客観的な分析結果が示されただけではなく、延伸実現に向かうためには、具体的な方策と工程表を用意するべきである、との大きな宿題も示された。そして、全庁的な検討作業を5カ月間に亘って行い、43の方策と行程からなる「浦和美園〜岩槻地域成長・発展プラン」として纏め上げた。
概ね5年後の事業着手を目標に、計画的にプランを実行し、定住人口の増加と交流人口の増加などの目標を達成し、事業化の重要な指標となる採算性30年、費用便益比1をクリアしていきたい。
延伸は、「検討」段階から「実行」段階に移行する。その方策の実施のスタートとして、予算案を追加提出する。
以上要旨となります。
地下鉄7号線の延伸は、沿線住民の40年以上の永きに亘る悲願ともいうべき事業であります。地域の熱い想いの込められている事業であります。旧岩槻市がさいたま市に合併し、新たなさいたま市としての魅力を高める、代表的な事業であります。沿線地域の成長と発展は、さいたま市の未来を大きく拓いていくと確信します。沿線地域住民のみならず、さいたま市・埼玉県の発展に、大きく寄与していく事業であります。今後も、延伸実現に向けて全力で取り組んでいく決意です。
10/1は、本会議終了後に急遽、予算委員会が開かれ本補正予算について、質疑、採決が行われ、賛成多数で可決されました。反対会派(共産)があったので、採決の前に討論が行われました。その為、急遽「賛成」の討論に立たせて頂きました。
討論の内容については、追ってご報告させて頂きます。(^^)