岩槻区「防災訓練」が行われました。

「平成23年11月13日、am8:00、さいたま市域を震源とする直下型地震が発生。」との想定で、岩槻区防災訓練が桜山中学校にて行われました。

区及び住民が連携した地域住民主体の防災訓練を実施することで、区単位での防災体制の強化と住民の防災意識の高揚を図ることを目的に、毎年開催地域を移動して行っているものです。

本年は、慈恩寺地区22自治会の皆様、消防団岩槻分団の皆様、交通指導員連絡会岩槻支部の皆様、岩槻身体障害者福祉会の皆様を始め、警察署、消防車、区役所職員、水道局・建設局など、約900名が参加しての訓練となりました。

避難誘導訓練及び煙体験、救援物資の受け入れ及び配布、炊き出し、仮設トイレの組立/撤去、火災消火(バケツリレー/消火器を使った消火訓練)、倒壊家屋からの被害者救出及び負傷者搬送、応急救護所の設営と負傷者に対する応急処置など、実戦的な訓練が行われました。

各自治会において、組織されている自主防災組織の中で担当している役割を中心に、参加し体験することができるようプログラムされており、慣れない訓練に四苦八苦しながらも、力を合わせて一緒に汗をかいて声を掛け合って、そして楽しく訓練に取り組んでくださいました。

参加された方からは、「防災組織の担当になったものの実際にやってみないと有事の際には何の役にも立たない。こうした機会を活用し、色々な事を経験しておくことが大切。」と感想を語ってくださいました。

その他として、伝言ダイヤル171及び119番の通報体験、AED体験など有事の際に、慌てずに適切な行動が取れるような体験メニューも多く用意されておりました。

災害に限らず、地域の絆を日頃より深めていくことが、これから増々重要となっていきます。こうした訓練を通し、地域の交流が深まり「支えあいの社会」の実現に繋がって欲しいと思います。