新生児検査のタンデムマス法による検査視察!

12/7、本会議終了後、さいたま市健康科学研究センターへ視察に行って参りました。

本年4月さいたま市は、赤ちゃんが生まれつき栄養を消化、吸収できない代謝異常症、命にもかかわる先天性代謝異常のうち、主な16種類を一度に調べられる検査法(タンデムマス法)に必要な検査機器を、公明党の提案により導入したことにより、19種類の先天性代謝異常を発見できるようになりました。

 

この病気は、生まれつきアミノ酸などをうまく消化できずに発症する。厚労省研究班が、1997年〜2010年に計127万人の新生児の血液を調べると、計141人に18種類の代謝異常が見つかった。病気は、重症だと突然死や心身の発達の遅れなどを起こすが、消化できない特定の栄養を取り除いた特殊ミルクや薬で、発症を防ぐことができます。

つまり、早期に発見することができれば、赤ちゃんの命を守ることができるのです。さいたま市健康科学研究センターでは、本年4月より検査を開始。約570名の新生児の検査を実施。異常があるかどうかのグレーゾーンの新生児が4人。そして1人の先天性代謝異常を発見することができた。残りの3人は、その後の検査で問題なしとなった。との検査状況の話を伺いました。

赤ちゃんの命を守る「タンデムマス法」検査を生まれてくる、すべての新生児に実施していくべきと強く感じました。