金環日食(5/21)による心配事  

5月21日AM7:30頃、国内で25年ぶりとなる金環日食。日食は、太陽が月の後ろに隠される現象です。観察場所によって違いがありますが、午前6時過ぎから、少しずつ太陽が欠けながら昇り、午前7時30分頃に「光る輪」となります。そして、それが約5分間ほど続き、次第に丸さを戻しながら更に昇っていきます。

今回は、晴天なら九州南部から関東辺りまでの広域にわたって「太陽の輪」が観察できます。それ以外の地域でも、大きく欠けた太陽を見ることが可能であり、天体の神秘を体験できる素晴らしい機会になりそうです。

そこで1つ心配なことがあります。ここ最近、小中学生が通学時に事故に遭う痛ましい事故が多発していますが、今回の金環日食の時間帯が丁度、通学時間と重なってしまっていることです。

東京では173年ぶりに見ることができる「太陽の輪」。一方では、壮大なスケールの天体ショーは、是非子どもたちに見せてあげたい。という思いがあります。しかしながら、好奇心いっぱいの子供たちの通学時間帯であり、上空を観ながら通学する事態となれば、とても危険です。つまずいて転んだり、場合によっては、大きな事故が発生してしまう可能性もあります。

学校によっては、通学時間帯を変更(早くしたり、遅くしたり)し、金環日食の観察ができるように対応することを検討しているようですが、何も検討していない学校もあるようです。子供達の通学時の安全確保ができるように、5/21の対応をしっかり検討し、準備していくことが必要だと感じました。